89 |
マツ |
松並木 |
魚津の浜の松並木に豆粒の様な人間がウジャウジャと集まって、 |
89 |
並木 |
松並木 |
魚津の浜の松並木に豆粒の様な人間がウジャウジャと集まって、 |
90 |
森林 |
森林 |
はるかな能登のと半島の森林が、喰(く)いちがった大気の変形レンズを通して、 |
90 |
アラビア杉 |
アラビア杉 |
立並たちならぶアラビア杉の梢と見えたり、じっと動かぬ様でいながら、 |
91 |
柱 |
雪除けの柱 |
沢山の短いトンネルと雪除けの柱の列が、 |
96 |
書院 |
書院風 |
墨黒々と不細工な書院風の窓が描かれ、おなじ色の文机ふづくえが、 |
96 |
文机 |
文机 |
墨黒々と不細工な書院風の窓が描かれ、おなじ色の文机(ふみづくえ)が、 |
97 |
羽子板 |
羽子板 |
私は押絵と云えば、羽子板の役者の似顔の細工しか見たことがなかったが、 |
97 |
羽子板 |
羽子板 |
羽子板の細工にも、随分精巧なものもあるのだけれど、この押絵は、そんなものとは、まるで比較にもならぬ程、 |
98 |
板 |
板 |
咄嗟の間に、そのまま板にはりつけたという感じで、 |
112 |
マツ |
松の木 |
大きな松の木が目印で、そこに広い座敷があったと申すのですが、 |
112 |
マツ |
松の木 |
探して見ましても、松の木はちゃんとありますけれど、 |
113 |
マツ |
松の木 |
暫くたって元の松の木の下へ戻って参りますとね、そこには色々な露店に並んで、 |