この小説には樹木は掲載されていません。

江戸川乱歩の小説「D坂の殺人事件」に出てくる樹木や木製品

この小説の初出は1924年、文庫本におけるページ数は42ページ

ページ	元樹種	掲載樹種	掲載言葉
70	格子戸	格子戸	私はふと店と奥の間との境に閉めてある障子の格子戸がピッシャリ閉るのを見つけた。
70	格子	格子	こまかい縦の二重の格子になっていて、それが開閉出来るのだ――
70	障子	障子	第一障子そのものが閉めきってあるのから変だ。
70	障子	障子	私はふと店と奥の間との境に閉めてある障子の格子戸がピッシャリ閉るのを見つけた。
73	格子	格子	あれの格子のようになったところが、しまるのを見たんですが、
74	障子	障子	先に云った一枚の障子が立ててある。
75	障子	腰高障子	その奥に二畳敷程の板の間があり裏口に接して狭い流し場が見え、そこの腰高障子は閉っている。
75	襖	襖	向って右側は、四枚の襖が閉っていて
75	板の間	板の間	その奥に二畳敷程の板の間があり裏口に接して狭い流し場が見え、そこの腰高障子は閉っている。
75	板塀	板塀	二坪ばかりの庭と便所があり、庭の向うは板塀になっている。
76	下駄	日和下駄	日和下駄(ひよりげた)を引きずって行くのや、酒に酔って流行唄(はやりうた)をどなって行くのや、
77	障子	障子	この障子の格子が閉ったのは、恐らく八時頃だったと思います。
77	格子	格子	この障子の格子が閉ったのは、恐らく八時頃だったと思います。
82	下駄	下駄	下駄の跡が滅多無性についているんだから、
83	格子	格子	表の方の窓は取りつけの格子がはまっていて少しも動かした様子はないのだし、
96	障子	障子の格子	この男のひとつの大きな手ぬかりをやっています。それはあの障子の格子のあいているのを知らなかったこと、
96	格子	障子の格子	この男のひとつの大きな手ぬかりをやっています。それはあの障子の格子のあいているのを知らなかったこと、
98	木戸	裏木戸	その裏木戸のすぐ側に便所があるのですから、
98	木戸	裏木戸	裏木戸まで行ける様になっていて、
99	格子	格子	あの格子に一致する様な派手なのを着る人は珍らしいのですからね。
105	格子	格子	格子のすき間から、棒縞の浴衣を思付いた君の着眼は