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小説と木
  1. この小説には樹木は掲載されていません。

江戸川乱歩の小説「人でなしの恋」に出てくる樹木や木製品

この小説の初出は 1926年、文庫本におけるページ数は34ページ
ページ 元樹種 掲載樹種 掲載言葉
165 根もない 娘心のあさはかにも、根もないことを疑って、
165 根を張った 一度根を張った疑惑は、どう解こうすべもなく、ともすれば、
167 縁側 縁側 縁側に出て見れば、土蔵の窓から、ぼんやりとあかりがついているのでございます。
168 縁側 縁側 今でも不思議に覚えていますのは、門野が縁側に向うむきに蹲(うずくま)って、
169 下駄 庭下駄 それに丁度闇夜で、庭下駄で土蔵への道々、空をながめますと、
169 母屋 母屋 もう母屋(おもや)では、御両親をはじめ召使達も、
169 樟脳 樟脳 そこも同じ様に真っ暗で、樟脳のほのかな薫(かおり)に混って、冷い、かび臭い蔵特有の一種の匂いが、
170 梯子 梯子段 暗いのも道理、梯子段を上った所の落し戸が
170 落し戸 落し戸 落し戸の下にたたずんでいました時、ちょうどその時、
173 いきなり、戸を叩き破ってでも、二人のそばへ駈込んで、
173 板の間 板の間を歩く音がして、誰かが落し戸の方へ近づいて参るのでございます。今
173 落し戸 落し戸 板の間を歩く音がして、誰かが落し戸の方へ近づいて参るのでございます。今
173 梯子 梯子段 私は急いで梯子段を降りると、蔵の外へ出て、
174 下駄 庭下駄 私の隠れている前を通り過ぎ、庭下駄の音が遠ざかっていったのに、
174 母屋 母屋 兎も角も、その晩は、それだけで、母屋の方へ引き返すことにいたしました
180 葛籠 葛籠 大きな紋のついた両掛け、葛籠(つづら)の類、古めかしい陶器類
180 鉄漿 鉄漿 異様に目を惹(ひ)きますのは、鉄漿(おはぐろ)の道具だという、
180 塗物 塗物 巨大なお椀の様な塗物もの、塗り盥(だらい)、それには皆、年数がたって赤くなってはいますけれど、
180 塗り盥( 塗り盥( 巨大なお椀の様な塗物もの、塗り盥(だらい)、それには皆、年数がたって赤くなってはいますけれど、
181 白木 白木の箱 幾つかの白木の箱がつみ重なっていて、
181 棺桶 棺桶 その蓋を持上げて、まるで棺桶の中でも覗く気で、
182 サクラ 左近の桜 これが左近の桜、右近の橘たちばなと、見て行くに従って、
182 タチバナ 右近の橘 これが左近の桜、右近の橘たちばなと、見て行くに従って、
182 白木 白木の箱 三尺以上もある様な長方形の白木の箱が、さも貴重品といった感じで、
185 樟脳 樟脳臭い 薄暗く、樟脳臭い、土蔵の中で、その人形を見ました時には、
190 板の間 板の間 板の間まは血潮の海、二人のそばに家重代(いえじゅうだい)の名刀が、血を啜(すす)ってころがっているのでございます。
  1. 二銭銅貨
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  3. D坂の殺人事件
  4. 心理試験
  5. 赤い部屋
  6. 屋根裏の散歩者
  7. 人間椅子
  8. 鏡地獄
  9. 芋虫
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