v11.0
空を飛んだ木 キ-105
- 生産国
- 日本
- 開発年
- 1944年
- 種別
- 輸送用グライダー
- 名称
- キ-105 試作輸送機「鴻」
- 英文
- 日本国際航空
- 本機の写真
- 内容
- 陸軍は、昭和19年に7トン級の軽戦車または同等の物資・兵員を輸送できる木金混成の大型輸送機の開発を計画し、「ク7」の設計を流用した機体の開発を日本国際航空に指示しました。そこで双胴の先に1000馬力級のエンジンを取り付け、若干機体設計を手直しした試作機が昭和19年末に完成しました。木製の機体でしたため、部品の製作には京都周辺の家具工場が動員され、組み立てには小学校の講堂なども利用されました。 戦局が悪化するにしましたがい、南方から石油を運ぶ船舶が連合軍に沈められるようになってきたため、軍部では当機に南方で石油を満載したドラム缶を搭載させ本土へ飛行する計画を立てていたが、東南アジアにおける制海権を奪われた状況下で成功はしなかった。結局連合軍の本土空襲により工場が被爆したため少数機しか生産されませんでした。
- 幅
- 35m
- 長さ
- 19.92m
- 重量
- 8000kg
- 速度
- 300km/h
- 航続距離
- 2500Km
- 構造
- 木金混成
- その他
- ---
- 翼
- 高翼
- 機関砲
- 武装なし
- プロベラ数
- 3翅
- エンジン
- 三菱「九九式」二型(ハ26-II)空冷複列星形14気筒 公称950馬力×2
- 乗員
- 4-5名
- 生産数
- 9機
- 動画
- 参考リンク
- https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD105_(%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6
- 参考書籍・資料
- 写真は「軍用航空機データベース」(T-keyさん製作運営)のご厚意で利用させていただいております。図説世界の最悪航空機大全(原書房)、日本陸軍の試作・計画機 1943-1945 (イカロス出版)
130/140 ページ
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