広葉樹は針葉樹よりも繁栄し、生存競争では勝ち組になります。
  しかし、人間にとってはその性質ゆえに、使われたのは針葉樹よりも後からになります。
  
  広葉樹の特性として、次の三つがあります。
  
  1.木が堅くて強度がある
  広葉樹は英語にするとは「ハードウッド」になり、基本的には堅い木です。
  (例外もあります。世界で一番柔らかい木はハードウッドのバルサになります)
  そのため多くの人が通る屋外用のデッキに使われたりします。
  
  2.耐久性の高い木が多い
  熱帯雨林に生えているハードウッドは(そもそも熱帯雨林には針葉樹はほとんど生えていませんが)、
  腐朽菌から見を守るために、独特の成分を木材にため込んでいるため、
  人工木材以上の耐久性がある木が多くあります。
  例えば、デッキに使われるウリンであれば30年以上、
船の甲板に張られるチーク材は50年の耐久性があります。
  
  3.塗装すると綺麗
  針葉樹は塗装しなくて白木の仕上げにしても綺麗ですが、広葉樹は塗装する前は
  「お前、何か不満があるのか」と言う雰囲気のくすんだ色をしています。
  それが塗装をすると、画期的に綺麗に変身します。
  かくて、家具やフローリングには圧倒的に広葉樹が使われます。