人ト紛し買求候外奸策も存付候事ニテ
米屋は夫を気を熾り候事の由端々困窮
人等のミ多住居の処ハ飢餓人多く出来
候の由
一 河州富田林より国分松原辺八尾久宝
寺より此在ハ田地まて所在皆此乱民
と相成候由河泉の処々大分の事の様子
郡山始河泉の大名へ御申付ニ相成炮鎗
ニて取鎮ミ候由某山と申山々屯集相成
今以鎮静ニ成兼候様承リ申候
過日兵庫及大坂近在乱妨の節玉込ヲ
御打被成候様の次第民心ハ猶以激の事
さも可有之事此度の沙汰如何御扱ニ候哉
既ニ生ヲ捨候飢人の事自死を恐レ候事ハ
無御鎮静方六ケ敷事と存候
西の事御案内の通り昨四月巳来種々御
寛大の御応接此節一変御破裂
の御事ニ及いよ??御打入候事ニ決定の由
若年寄京極某侯朔日御出立四国
路より海路御下調と申事其余餘重職