候も米廻り申間敷仰天果然入候事ニ御ざ候
御上様ニて御下ケ米一切不為成との事
是も御内手承リ候得は不得止候御事ニ存候
無是非次第ニ存候老兄始拙小共多
年の微忠茲ニ及候ては皆ニ画餅ト
相成事時運ト可被思召候
一 長州再三の被仰向今月廿一日限り
長の末家及家宰御呼出しの由
此度出芸承伏無之ハ速ニ御打入の
よし是ハ再三口外ニ」けかれ候御事ニ相
成可申御申傳申候乍恐寸期上候御事ニ御
同前ニ存候御承知の通西国の様子ハ
櫟園君よりも被仰聞承候通此方隣村も
安家の領処在夫へ御方へ下リ居此節
帰国委敷承リ処世上の申通り静ニ鎮
りかつて様子ニて更ニ御征伐被為入数々
引受候国候様ニハ相見不申候よし領国中ハ
米百目此節の定直段の由世上申候通り
下の関四百五十目芸地同直位のよし
金山掘方此節相始リ極最上の