為遂遥々御下向ニ候得は素より公
明正大至当の御耳目を以御見聞
被為在候事ハ申上候?も無之是悲善悪
忠邪恕直御洞察可被為在候処右
御役々様方ニ於いて已ニ巨細被聞召届
父子誠意闔国情実共御落意御承
知との御事に候得は此余御沙汰筋仮
令於
天朝幕府の御裁断被為在候共
肝怨御耳目ニ被為代御直々御身
分被成候とも御役々様方御落意御承
知の筋と相違仕間敷と奉存候其所ヲ以
国内とも此度の御模様振ニては何か
闔国意外の御沙汰ニも可相成哉と申
触候者も有之素より未発の真偽不
分明ニ候得共去冬父子誠意闔国
情実臣士一統無余儀苦心焦慮
罷在候億分の一上下の情祖語
よりして不容易
皇国内大小関係の次第ニも立意致候