大好きなたこあげ 1月19日
プアサが終わってから続いている「たこあげ」。日本への手紙の中でも何度も、
「今、ぼくはたこあげにはまっています。」という文がでてきた。それだけ聞くと、な~~んだと思うかもしれないが、なかなかこのたこあげはスリリングでおもしろい。
こんな細い路地でよくもまあ天高くあがるものだと感心する。見えないぐらい高くあげてしまう。時々夕方に、散歩をしているとおっちゃん二人が屋根の上に登って「たこあげ」をしている。考えると屋根の上で最初にたこを上げるのにはどうするのだ?誰が風をつかんで走るの?危なくないのか?と思うが、ゆうゆうとたこが夕日をバックにまっている。
このたこあげ、数人でして相手のたこを落とすのである。見ているとうまい具合に上になったたこが下のたこを押しつける。下になるとやばい!しばらくすると下のたこは プチンッ
「はい。さようなら~~」といった感じで飛んで行く。飛んだ方向へ長い竿をもった別の集団の子ども達が走って行く。きっと落ちたところでゲットしたらもらえるのだろう。学校が終わるとあちこちの広場ではなく路地で子ども達がたこあげを楽しんでいる。それも男の子だけ。男の遊びだと暗黙の了解があるらしい。たこの糸は切れても友達の縁はおっちゃんになるまで切れないようだな。