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数字の並ぶ音楽 12月12日
ピカチュウのお菓子があって、そのタイトルが「NIKIMON」となっている。よく見るとトム&ジェリーとかクレヨンしんちゃんとかまで描いてある。
「ああ、そうか。『人気もん』なんだ。」と分かって大笑いした。ここまで日本語を変えたらインドネシア語らしくなってしまって分からない。さらに分からない物もう一つ。後ろに並んでいる数字であった。
123 323 342 244・・・
と並んでいて、しばらくするとそれがテーマソングだということは分かった。でも、なんで数字なのかと思っていると、音楽の授業でもなんと数字ばかりを見て子ども達は笛を吹く。
「ああ、そうか五線を使わないんだ。」とわかる。それでも、音階は分かっても、五線をつかわなかったらリズムが取れないだろうと思う。それは数字の上に長い ~ なマークがあって問題ないらしい?ほんまかいな?
「僕はこの数字見ていてもよくわからん。でもほらっ、吹けるよ。」と言う。そんな言葉が子どもから聞けるだけあって、インドネシアのみなさんは音感がいいと思う。ちょっと聞きかじったメロディーを夕方にはギターで弾いてる。数字も楽譜も何もなしで、すごいなあ。その後、決まって教室では習った歌の大合唱を誰かが始める。その歌を下の学年が覚えて参加する。そんな雰囲気である。
とにかく、小学校の音楽は数字であった。笛は持ってる子、学校のを借りてる子と様々。それでも、全員で吹くだけの数はこの小学校にはない。