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水泳のテスト 11月12日  

 体育に水泳テストがあった。月に2度ほど(年間夏なので、日本の約13時間より多いでしょう。)学年ごとにつれたって3時ぐらいから大きな公共施設のプールに行く。なんどもあったことだが、子どもたちに約束していて「今日は、なし。なぜならプールに水がないから」とか
「今日は取り消し、違う小学校が入っているから。」など前もって分かってるだろうことで取りやめになる。こういう時、本当に日本って段取り上手だと思う。しかし、これには子どもも怒りまくる。よっぽどプールが好きなのだろう。今日はテスト。例のベモに乗れるだけ乗って息苦しくなって出発。テスト内容は平泳ぎとクロールを13mほどどうにか泳ぐものだった。その中でも月に2度ほどの練習に来てない子どもはプール端で固まっていた。よっぽど水が怖いらしい。面白いのが泳ぎ方を教えるというよりも「自力能力開発作戦」
である。
「どうにか向こうまで泳げたら後はフォームが付いてくるわ。」と先生はのんきに言う。そう言われてるだけあって凄いへたくそな犬かき?これには水泳部の私は、時間がもったいない!ちゃんと教えたらあの子もこの子もすぐに泳げるのに・・・と思った。が、ここでは「夏という明日」が永遠に続くのであって、ひと夏13時間のなかで泳げるように手助けしなくてもいいのだ。ふ~~~ん。やっぱり子どもの能力引き出し作戦には時間がかかるものだ。(まあ、即席ラーメンと手打ち麺はある状況下でどちらが美味いかの議論に似てる。)
また、子ども達は水着をきているが、大人になるとその上にTシャツ・短パンが必修になる。イスラム教では女性はあまり肌を見せてはいけないので(画像のように)日本の水難防止訓練のようだ。これじゃ、女性のオリンピックスイマーは育たないだろうなあ。と言いたくなるが、そんなことよりもちゃんと上下肌を隠して泳ぐ方が礼儀正しいのだ。
「みかんは宗教が違うから泳ぎやすいように、脱いだらいいよ」という。まあ、そう言われても一人だけ水着で泳ぐのは嫌なもので結局泳がなかった。

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