家庭科での食事 11月10日
みんなが帰る中、4年生の家庭科の授業が始まった。そういえば、先ほどから保護者がなにやら食べ物をせっせと持ってきている。2クラス使ってそれらは子ども達がきれいにセッティングしていった。この授業、家庭科の中でも「Pendidikan Kesejahteraan
Keluarga」と言われて、そのまま訳すと「教育・福祉・家族」となる。子ども達はとってもこの授業が好きみたいで、班分けされた席についてもうワクワク。先生と一緒に昼ご飯を食べるのだ。その時に、マナーなどを勉強するらしい。とにかく、家庭科室なる物がないので、この料理は家の人と一緒に子どもが作って最後にお母さんが運んでくるらしい。いろんな家庭の料理が並ぶ。ひとつ、ひとつ料理の名前を聞いて何をつかったか?誰と一緒につくったか?など話がなずむ。
「私の家はお父さんの方が力あるから、ルーを作るのはうまいの。」
「この秘密味はおばあちゃんしかできない。」などの話が飛ぶ。ほのぼの・・
・・
と、外で。ガッシャ~~~~ン。持ってきたプリン(みたいなお菓子)を子どもがひっくり返して地面にベチャリ。お皿は二つに割れてしまった。
▼日本の場合(あくまでも5年間の個人的体験談)
「あ~~~、おまえなにやってんじゃ。」
「先生!うちの班のプリンなくなって最悪!!最低」
「先生!どうすんの~~よ~~~。」・・・・・・先生は悪くない。いつもそう思う。
▼インドネシアの場合(あくまでもこの学校の目の前の子ども)
「○○ちゃん、怪我はない?」
「大丈夫!うちらの班いっぱいあるから。」
「水であらったら食べれるよ。」
そして、相変わらず先生は「あら?」といった感じで知らん顔。待っているだけ。
水であらったプリンは何かしら無茶苦茶うまかった。日本でもこんな事はあるだろう、でもちょっとそれに無関心になっていた気もする。