ツバキ
解説
ツバキ科。常緑高木。
日本、朝鮮、中国に分布する。木理は精。比重は0.81。高さ18m。直径50cm。
環孔材的な散孔材だが、総体的には散孔材。心辺材の区別なく紅褐色。柾目面が美しい。態転で硬い良材。
切削・加工は困難であるが、旗作には適し、割裂は非常に困難。乾燥は容易。耐朽性は高い。磨くと光沢が出る。
過去にはツゲの代用として細工物やこけしなどに使われたが、近年は備長炭の代用として高級な炭に使用されている。
大径木が少なく、樹形が悪い。銘木としては、皮肌を生かして皮付丸太として床柱、壁止めなどに使用される。
葉
樹形
富山県氷見市老谷の老谷のさしまたのつばき。これだけ大きいのはめずらしい。富山県天然記念物
ツバキ油とツバキの枝を利用したボールペーン
この木に関する俳句
つばき
ツバキの巨樹樹形