老谷のさしまたのつばき
氷見市内では雪はなかったが、ここは高度が高いせいか40-50センチ雪が積もっていた。
タクシーを下車してから、通常では徒歩10分のところが、雪道を歩くのが、初めて
だったこともあり約40分もかかってしまった。革靴だったので、すぐに雪が入って
きて靴下がびしょびしょになり、雪がこんなにも冷たいものだとは、それまで知らな
かった。しかし、この木を見たとき、つばきとは思えない凄まじい樹形に、寒さ、冷
たさも忘れたほどであった。高さ8メートル、周囲3.4メートルもある太い幹は地
上数メートルで何十本にも枝分かれをしながら重なり、いりくみしている。
また、樹齢800年にもおよぶ、この木にはひとりの女性にまつわる悲しい物語があ
るそうだ。
住所
富山県氷見市老谷、飯原哲策氏墓地
撮影日、撮影者
1998年 2月24日 中川勝弘撮影
■ 撮影機材
エプソン EP-100
交通
氷見線高岡駅。 この電車に乗り換え氷見駅まで、本数は少ないので注意。氷見駅からタクシーで30分ほど。氷見駅から直線距離で23キロ
付近に駐車場はありません。