新熊野(いまくまの)神社の大樟(いまくまの)
霊鑑寺からの帰り道に偶然通りかかったのがここだ。もうすでに午後4時ごろで撮影には
不向きだったが、立ち寄った。
今熊野神社は後白河上皇によって永歴元年(1160年)に創始された。
現在の本殿は1673年に造営された物で、熊野本宮の証誠殿と同じ造りになっている。
くすの木は後白河法王のお手植えといわれる。そこから換算すると、
樹齢800余年となるが、樹勢は旺盛である。
樹冠は東西方向23m、南北方向35mもの広がりで、京都府で2番目に大きいクスノキ。
地元では「大樟さん」と呼ばれこり神社のご神木で信仰の対象となっている。
賽銭箱があり、その横にこのくす枝と思われるものが立ててあり、
「手をふれてよくさすりご祈念下さい、株の穴に両手を差し入れて・・・・」とある。
巨樹関係の書籍では『百木巡礼』、「京の名花・名木」に取りあけられている。
記念物指定
京都市指定天然記念物
データー
樹種 くす 樹高26m 幹周は6.6m
住所
京都府京都市東山区今熊野椥ノ森町42
解説、案内版
掲載書籍
以下2000年に撮影のもの
撮影日、撮影者
2000年3月25日、2021年5月23日の2回 中川勝弘撮影
撮影機材
Nokon COOLPIX 950(2000年) 、LUMIX G5(2021年)
交通・駐車場
京都市役所から4km、車で10分、八坂神社の前南北に通じる京都府道143号線沿い。駐車場なし。
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