最近、木造高層ビルの構想を聞くようになった。 これは、CLT(Cross Laminated Timber:直交集成板)の登場が背景にあると思われる(WIRED、読売新聞)
2月8日、無垢の木材そのものを加工して、いわば「スーパー木材」を作る技術が発表された(Nature誌掲載論文、Science alert、ハザードラボ)。 その要点は次のようなものらしい
Our two-step process involves the partial removal of lignin and hemicellulose from the natural wood via a boiling process in an aqueous mixture of NaOH and Na2SO3 followed by hot-pressing、leading to the total collapse of cell walls and the complete densification of the natural wood with highly
aligned cellulose nanofibres
細胞壁を完全につぶして繊維方向の揃った圧縮材が得られる。 通常の木材より強度、耐久性とも一桁違う。 樹種を問わないのも特徴で、バルサやパインでも十分らしい。 強度はスチール、チタン合金、CFRPなどに匹敵し、重量はスチールの6分の1で、また安価であるという。 加工の初期段階なら曲げや型加
工も可能。 家具、建築部材、自動車、飛行機、防弾材などへの利用が考えられる
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