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- ID:
- 38056
- 年:
- 2017
- 月日:
- 0331
- 見出し:
- 丸岡城の天守木材、16世紀伐採か 「最古」証明に一歩
- 新聞名:
- 産経ニュース
- 元UR(アドレス):
- http://www.sankei.com/region/news/170331/rgn1703310074-n1.html
- 写真:
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- 記事
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丸岡城(坂井市丸岡町)の国宝化を目指す坂井市が発表した平成28年度の調査結果によると、科学的な手法で天守の建築部材の年代測定を行ったところ、築城の記録が残る16世紀後半を含む時期に伐採された木材だったと分かった。
測定結果に幅があり、天守の建築年代を特定する直接的なデー
タではないが、日本最古の現存天守の証明に近づく貴重な成果としている。
天守の床下に保管されていた柱や梁(はり)などで放射性炭素年代測定を行った結果、柱3本が16世紀後半から17世紀前半に伐採されたとのデータを得た。
丸岡城は文献や他の同時期に建てられた城との比較から天正4(1576)年の築城とされており、時期としては合致する。
同市教委の丸岡城国宝
化推進室は測定結果に幅があり絶対的なデータではないが、建築時期の裏付けにつながる科学的なデータとして、引き続き年代の絞り込みを行うとしている。
また、丸岡城本丸から市内の民家に移築された通称「不明門(あかずのもん)」についても調査し、柱や梁などの軸部材が天守と同時期の伐採と推定した。
天守と同時期の本丸の門が現存する事例は全国でも珍しいという。
福井地震(昭和23年)で倒壊するまで2階建てだったことを示す写真も見つかり、城
郭建築史上の大きな発見としている
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