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    ID:
    37791
    年:
    2017
    月日:
    0303
    見出し:
    一枚板の巨大スピーカー 小さなミュージアム
    新聞名:
    西日本新聞
    元UR(アドレス):
    http://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_toshiken/article/312024
    写真:
    【写真】
    記事
    立春を過ぎても寒い日が続くと、外出がおっくうになりがちだ。
    そんなときにお薦めなのが、朝倉地域にある木工品や小物などの展示場。
    公立の博物館や美術館とは違った趣がある“小さなミュージアム”を紹介する 東峰村 森の博物館  焼き物の里として知られる東峰村小石原地区に、テーブルなどの銘木工芸品を展示、販売する「森の博物館」がある。
    ケヤキ製の扉を開けると、目に飛び込んでくるのは巨大な三つの木製スピーカー。
    一つは一枚板で横約5メートル、縦2・3メートル。
    インターネット上では「世界最大級の木製スピーカー 」と話題になっている。  製作者は、博物館を運営する木材販売業「森山銘木」の森山吉龍社長(53)。
    訪れた際、女性歌手のバラードが流れており、澄んだ歌声が胸に響いた。
    「ライブに近い音が出る。
    自分が好きなCDを持ってくる人もいますよ」と森山さん  博物館は1998年4月にオープン。
    父・立生さんが96年に亡くなり、同社を継ぐ際、「木の良さを身近に感じてほしい」と店舗を改修した。
    全国から集めた樹齢300年~千年以上のニレ、マツ、ケヤキなど銘木16本を柱に使っており、ひときわ目立つのが木の表面に大きなこぶを持つヒバ。
    「面白い」と記念写 真を撮る観光客も多い  森山さんが、さらに木に関心を持ってもらおうと、着目したのがスピーカーだ。
    音楽好きが高じ、独学でスピーカーの構造を学び、図面を引いた。
    三つのスピーカーで使っている音質を改善する技術は特許を取得している。
    昨年、ベルギーで開かれたオーディオ愛好家の集まりで特許について説明すると、関 心を呼び、今年5月にはヨーロッパを中心に15カ国の約40人が博物館を訪れるという。  木の良さを実感するのは外国人だけではない。
    館内には「藤島部屋」「二子山部屋」と書かれた看板が並ぶ。
    立生さんの代に知人を通じて部屋を紹介され、看板を作った。
    部屋の名称変更などで役目を終え、寄贈された。  東峰村の企業と大相撲との関わりに驚くと、「実は」と森山さん。
    19年ぶりに日本出身の新横綱となった稀勢の里関が所属する田子ノ浦部屋の看板を2014年、手掛けたという。
    「看板が取り付けられた後に横綱になった。
    縁起が良いかな」と笑顔を見せた。  取材の間、優しい音楽が鳴り響き、木々に囲まれた館内にいると、自然と気持ちが安らいだ。
    「木は生命感にあふれている。
    一つとして同じものがない木の温かみや個性を感じてもらえれば」。
    森山さんは力を込めた fff:

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