v11.0
- ID:
- などである
36930
- 年:
- 2016
- 月日:
- 1123
- 見出し:
- 部屋にコンパクト仏具…熱海の木工所が考案
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.yomiuri.co.jp/local/shizuoka/news/20161124-OYTNT50294.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
亡くなった家族をしのびたいが、仏壇を置く場所がない――。
マンション居住者などが抱えるこんな悩みの解決策になればと、熱海市網代の西島木工所が小型の仏具「仏テリア」（ブッテリア）の製造・販売を始めた。
大手石材メーカー「サンセキ」（本社・鳥取県北栄町）との共同開発
仏テリアは、ひのきなどの木材を使った台や装飾、御影石などの置物を組み合わせた仏具。
大きさは幅３０センチ、高さ２０～２５センチ、奥行き１５センチ程度で、本棚やたんすなどに置き、手前に故人の写真を飾ることができる。
同木工所は１９４７年創業で、熱海市周辺の旅館、ホテルや家庭などに建具を供給してきた。
その木工技術を生かして、昨今の住宅事情に対応する「祈りの場所」を考案した。
社長の西島則雄さん（６５）は妻・祥世さん（５８）の母が他界した際、義妹ら同居家族から「おばあさんを思い出す場所がほしいが、仏壇は重々しい」という声を聞き、「部屋に調和する小さくてシンプルなもの」を開発することにしたという。
商品企画担当の長男・洋輔さん（３０）は「人生のエンディングを記憶する新しい選択肢を提案できればと思う。
ペットの追悼にも」と話している。
問い合わせは同木工所（０５５７・６８・１８２６）へ
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