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- ID:
- 36552
- 年:
- 2016
- 月日:
- 1010
- 見出し:
- 高知県のエコアス馬路村の木製うちわを東京五輪の土産に提案
- 新聞名:
- 高知新聞
- 元UR(アドレス):
- https://www.kochinews.co.jp/article/54637/
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
高知県安芸郡馬路村は、馬路村の第三セクター「エコアス馬路村」が製造販売している高知県産杉の間伐材うちわを２０２０年東京五輪・パラリンピック選手のお土産にしようと関係団体などに働き掛けている。
上治堂司村長がこのほど東京都内で丸川珠代五輪相や林野庁の今井敏長官らに“トップセール
ス”し、各国の選手に山間地の商品を通して日本らしさをＰＲしようと模索している。
東京五輪の施設に国産材の利用を図る動きが出てきたため、馬路村は２０１５年から独自に高知県産材の利用拡大を検討。
視察などで馬路村を訪れた外国人に国旗をプリントした間伐材うちわを贈ってきた実績も踏まえ、同様の活用を考えた。
馬路村と「エコアス馬路村」は２０１５年６月、企画書「木づかいうちわ・おもてなしプロジェクト」を制作し、「日本のエコロジーアイテム」としてうちわを位置付けた。
日本の暑い夏にうちわで選手に“涼”を感じてもらうほか、国土面積の７割を森林が占める「森林大国」の恵みを凝縮した木製うちわにおもてなしのメ
ッセージも込める―との内容だ
具体的なおもてなしの方法として、選手村で選手らを出迎えた時に手土産として手渡す▽国旗とともに「ようこそ日本へ」という言葉を各国の言葉で表記する―などを企画書に例示した。
林野庁の今井敏長官＝中央＝に間伐材うちわを説明する上治堂司村長＝右端＝ら（東京都千代田区）
林野庁の今井敏長官＝中央＝に間伐材うちわを説明する上治堂司村長＝右端＝ら（東京都千代田区）
２０１５年８月から上治村長が企画書とうちわを携えて東京五輪・パラリンピック大会推進本部などで説明を開始。
１０月５日には丸川五輪相や今井長官、東京五輪組織委員会を上治村長が訪ね、企画内容を具体的に説明した。
上治村長によると、丸川五輪相は「コンセプトがしっかりしている。
ＰＲは早くした方がいい」と応じ、五輪組織委の担当者からは公式ライセンスの取得などの提案があったという。
上治村長は「東京だけでなく山間地の自治体が関わっていくことで日本を挙げた取り組みにできる。
その中で馬路村の名前も知っても
らえれば」と話している
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