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    ID:
      36479
    年:
    2016
    月日:
    1001
    見出し:
    秋田県能代市 旧料亭金勇 木材加工の粋が結集 
    新聞名:
    毎日新聞
    元UR(アドレス):
    http://mainichi.jp/articles/20161001/ddl/k04/070/173000c
    写真:
    -
    記事
     七つの入り母屋が交差した屋根、天然秋田杉をふんだんに使った雄大で優雅な造りに圧倒される。
    米代川の河口に位置し、秋田杉などの物資が集散する港町として栄えた秋田県能代市。
    「東洋一の木都」と呼ばれた往時のにぎわいを今に伝える歴史的建造物だ  「金勇(かねゆう)」の名は1890(明治23)年に貸席を創業した初代金谷勇助に由来する。
    1937(昭和12)年に新館として建てられたのが現在の建物だ  約3356平方メートルの敷地に、木造2階建て鉄板ぶきの本館と別館が建つ。
    延べ床面積は約1143平方メートル(国登録有形文化財部分は約949平方メートル)。
    建設には大工45人と天然秋田杉の良材が集められ、木材加工技術の粋を結集して造られた。
    「金勇を建てている間は能代に家が建た ない」と言われたという。  外観は3階建てに見える屋根の造りが特徴的だ。
    内部は書院造りで、中でも1階の中広間「満月の間」の天井には長さ9・1メートルの一枚板が使われている。
    2階の大広間は110畳の広さを誇り、畳の大きさの天然秋田杉の木目板を卍形(まんじがた)に組んだ格(ごう)天井が施されている。  玄関からすぐの廊下は長さ25メートルの継ぎ目のないござが敷かれている。
    これは来客が転ばないように配慮されたもので、細部にまでこだわりが感じられる。  庭園は四季によって装いを変える。
    10月中旬になると木々が色づき、紅葉が楽しめる。
    冬になれば真っ白な雪に覆われる。  98年国登録有形文化財に。
    2008年料亭金勇は閉店し、09年4代目当主により能代市に寄贈された。  13年12月から観光交流施設として一般開放され、茶会やコンサート、展示会などに利用されているほか、14年と今年6月には大広間が囲碁の本因坊戦の対局会場として使われた。
    市も「本因坊戦のまち」として売り出し中で、館内には対局時の記念品を展示したコーナーもある。  世界自然遺産・白神山地や人気観光列車「リゾートしらかみ」(JR五能線)と組み合わせて首都圏から訪れる観光客も多く、15年度は3万733人が来館した。
    建物を管理する小林建彦施設長は「かつて木材加工で栄えた能代の歴史を感じてほしい」と話す fff:

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