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- ID:
- 35699
- 年:
- 2016
- 月日:
- 0617
- 見出し:
- 大台の木材使いスモークチーズ 宮川森林組合が4種発売
- 新聞名:
- 中日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20160618/CK2016061802000026.html
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- 記事
-
大台町の林業従事者でつくる宮川森林組合が、町内の広葉樹のチップで薫製したスモークチーズ「森燻(もりくん)」を発売した。
県内の森林組合が加工食品を手掛けるのは初めて。
森林組合林業振興課の岡本宏之課長(44)は「商品は四種。
それぞれ違う樹種のチップで薫製した。
味比べしてみて」とPR
している。
チーズは雪印メグミルクのプロセスチーズを使った。
四種の広葉樹はヤマザクラ、コナラ、タムシバ、イタヤカエデ。
ヤマザクラは薫製の香りが濃厚で、タムシバはミント系の清涼感のある香りが特徴。
コナラは香りが柔らかく、イタヤカエデはコナラよりも香りが優しく、薫製が苦手な人でも食べやすい
組合によると、薫製に使う木材チップはヤマザクラかコナラが一般的で、イタヤカエデとタムシバは珍しい。
岡本課長は「タムシバを使った薫製チーズは、森林組合が知る限り全国でここだけ」という。
一本八十グラムで、価格は五百四十円(税込み)。
道の駅・奥伊勢おおだい(大台町佐原)や奥伊勢パーキングエリア(同町高奈)、奥伊勢フォレストピア(同町薗)、ふるさとプラザもみじ館(同町下真手)、ふれあいの館(多気町丹生)、玉城農菜館ゆずりは(玉城町勝田)で販売している。
「消費者はこれまで木材の良さは建材でしか感じてもらえていなかったと思う」と岡本課長。
森林資源の魅力を、食でも感じてもらおうと、昨年から開発してきた。
薫製機は地場産の木材で作った設備を使用。
組合員が四時間半から五時間かけてじっくりいぶし、丁寧に包装した。
今後は、ベーコンなどの開発も進
めていくという。
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