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- ID:
- 35700
- 年:
- 2016
- 月日:
- 0617
- 見出し:
- シンガポールで木曽の木工発信 郡内業者、デザイナーと協力
- 新聞名:
- 信濃毎日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20160618/KT160617BSI090019000.php
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- 【写真】
- 記事
-
長野県木曽郡内の木工業者などとシンガポールのデザイナーが協力し、日本の伝統技術を生かした海外向け商品の開発の検討を始めた。
関東経済産業局と同国デザイン庁のプロジェクトの一環で、まずは来年3月にシンガポールで開く国際展示会に出品し、世界に発信する計画。
デザイナー2人が1
7日、木曽地方で志水木材産業(南木曽町)と小瀬木木工所(大桑村)を視察した。
プロジェクトには、関東経済産業局とシンガポール側が選んだ江戸切子、のれん、漆器など関東地方と近隣の10社が参加。
木曽の木材を使った商品を企画販売しているツリー・トゥ・グリーン(東京)も選ばれた。
来日したシンガポールのデザイナー10人が14日からグループに分かれて視察しており、この
日は2人が同社の案内で木曽を訪れた。
志水木材産業では、地元産のヒノキやコウヤマキを使った浴槽、サワラ製のすしおけなどを作る現場を見学。
ヒノキ風呂がある近くの旅館も視察した。
デザイナーのリチャード・ハッセルさん(49)は「木材の質が高く、香りもいい。
木の接合方法も興味深かった。
国際的な市場で通用する品を考えたい」と話し
た。
同局産業部の担当者によると、商品開発では世界で売れる品作りにこだわる。
訪れたデザイナーはいずれも、シンガポールで受賞歴があるという。
展示会に向け、視察した複数の企業の品を組み合わせるのか、各社単独に製品を作るのかを検討する。
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