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- ID:
- 35141
- 年:
- 2016
- 月日:
- 0325
- 見出し:
- ピアノ響板材人工林で安定確保 遠軽町、北見木材、総合振興局の3者が協定
- 新聞名:
- 北海道新聞
- 元UR(アドレス):
- http://http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doto/1-0250472.html
- 写真:
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- 記事
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ピアノの響板(共鳴板)の材料になるアカエゾマツを安定的に確保する人工林「ピアノの森」設置に向け、オホーツク総合振興局、北見木材(町丸瀬布)、町の3者による協定調印式が23日、町役場で行われた。
今後は必要分を伐採すると同時に新しい木を育てる循環型の森林づくりを進め、アカエゾマツ材
の需要拡大や木育なども推進していく
北見木材は大手楽器メーカー、ヤマハ(浜松市)の子会社で、ピアノの鍵盤や響板などを製造している。
もともと町内の天然アカエゾマツをピアノの響板などの材料に使っていたが、天然ものが少なくなったため、現在は原料の大半を海外から輸入している。
振興局と町はそれぞれ道有林や町有林でアカエゾマツを育てており、これを原料として活用するのが今回の協定の狙い。
材料のアカエゾマツの安定供給や付加価値化、木の文化を次世代に引き継ぐことを目指して3者が協定を結んだ
調印式には森田良二オホーツク総合振興局長、佐藤正則北見木材社長、佐々木修一遠軽町長が出席し、協定書に署名した。
森田局長は「人工林の手入れをして木材をいかした地域づくりに取り組んできたい」と述べ、佐藤社長は「人工林の高付加価値化に貢献したい」と語り、佐々木町長は「町有林の
木材がピアノの響板に使われると町のイメージアップにもなる」と話した
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