v11.0
- ID:
- 32431
- 年:
- 2015
- 月日:
- 0203
- 見出し:
- 最小限の手数で、素材をデザイン
- 新聞名:
- asahi.com
- 元UR(アドレス):
- http://www.asahi.com/and_w/interest/SDI2015020666481.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
2012年に創業100周年を迎えた、オフィスデザイン事業などを行う東京・銀座の『文祥堂』で、CSR事業室の山川知則さんは、その記念事業を任された。
「社史に、創業者が静岡・浜松で創業前に植林していたとあって」。
国内各地を視察した山川さんは、手入れが進まず、森の荒れた現状に驚いたという
これを機に、国産材を積極的に利用する取り組み「KINOWA」をスタートさせた。
「既存の"家具の美しさ"とは違う領域で考える必要がありました」。
デザインを担当した『NOSIGNER』の太刀川英輔さんと出した結論は、素材をそのままのカタチで使うというルール。
国産杉間伐材の角材に最小限の加工を施した、照明器具「BEAM」が完成した。
素材を使うアプローチで、家具選びの選択肢に
木材の中心部分に予め割れ目を入れて、乾燥による割れを防ぐ「背割り」加工を模したスリット部分に、LEDライトを埋め込んだ照明器具。
天井から吊るす、壁に打ち付けるなど、自由に扱うことができる。
また、最小限のスチールに板を合わせたテーブルや棚などのアイテムも同時にリリース。
森、製材所、
町工場を結び、木材消費につなげる
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