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    ID:
    34313
    年:
    2015
    月日:
    1120
    見出し:
    仏を迎える心持ち 10年ぶりに木彫個展
    新聞名:
    岩手日日新聞
    元UR(アドレス):
    http://www.iwanichi.co.jp/ichinoseki/7734.html
    写真:
    【写真】
    記事
    平泉町を拠点に創作活動を続ける彫刻師佐々木康慶(本名康司)さん(68)の個展が21日、同町平泉字泉屋の菓子工房吉野屋で始まる。
    10年ぶりの個展で、天女の姿をした観音像など半世紀に及ぶ創作活動の中から生み出された木彫仏像の近作を中心に展示する。
    23日まで  佐々木さんは福島県三春町に生まれ、10歳から東京で育った。
    高校卒業後間もない18歳で木彫の第一人者で後に文化勲章を受章した彫刻家澤田政廣(1894~1988)に師事し、彫刻を学んだ  25歳の頃新天地を求め、知り合いのつてで平泉町へ移住。
    身近に寺院や自然があり、ゆったりと時間が流れる環境の中で、神仏を中心とした木彫作品を生み出してきた。  作品は1本の木から像を彫る一木(いちぼく)造りで、白木の木目を生かした創作が特徴。
    観音像には白っぽい木地、不動明王像には木目の粗いケヤキなどそれぞれの像に合った木材を選ぶ。
    平面デッサンをして粘土で型を起こし、木材に写すと、50種類以上ある鉈や彫刻刀を使い分け、「造るのではなく 、木の中にいる姿をお迎えするように」(佐々木さん)時間をかけて彫刻していく  制作には木材の乾燥を含め長いものでは4年ほどかかるという。
    個展では完成したものから制作途中のものまで8点を紹介。
    これまでに制作した作品の写真なども併せて展示する。  このうち中腰でハスの花を手に持つ天女の姿をした観音像は像高30センチほどで、白い木肌が時間とともに深みを増すアオモリヒバを使用。
    柔らかな表情で羽衣を腕に掛けて雲に乗り、今にも動き出しそうな浮遊感や躍動感がある。  不動明王立像、大日如来座像、稚児観音、粗彫りの一対のこま犬など近作、少女をモデルにした像高約130センチの人物像など初期の作品も展示する予定。
    佐々木さんは「好きで始めた木彫。
    年を重ねるごとに(彫る)点数は少なくなったが、一つのものに時間をかけ精魂を込めるようになった。
    多くの方 に見ていただきたい」と話している。  個展は、21日に開催されるイベント「中尊寺通りホコ天まつり」に合わせて同店が企画。
    時間は午前9時~午後7時 fff:

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