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- ID:
- 33987
- 年:
- 2015
- 月日:
- 1008
- 見出し:
- あの彫刻たちが館林に集う『舟越桂 私の中のスフィンクス』展
- 新聞名:
- T-SITEニュース
- 元UR(アドレス):
- http://top.tsite.jp/news/woman/o/25729251/
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
舟越桂《もうひとりのスフィンクス》2010年 西村画廊蔵©FUNAKOSHI Katsura, Courtesy of Nishimura Gallery
彫刻家、舟越桂の展覧会『舟越桂 私の中のスフィンクス』が群馬県立館林美術館ではじまりました。
どこか遠くを見るような不思議なまなざしが印象的な舟越作品。
彼の彫刻は、ベストセラー小説『永遠の仔』シリーズの表紙を飾っていので、ご存じの人も多いと思います
1951年に岩手県盛岡市で生まれた舟越は、東京造形大学と東京藝術大学大学院で彫刻を学んだあと、彫刻家としての活動をスタート。
平櫛田中賞をはじめ多くの賞を受け、国際的にも評価が高い日本を代表する彫刻家のひとりです
本展では、舟越桂の初期から最新作までの作品約70点を展示。
彫刻は大きく3期にわけて紹介され、彫刻制作のためのドローイングや素描、さらには版画も見ることができます
舟越作品の特徴は、木彫りの半身像に大理石の眼がはめこまれている点です。
初期のころは人物彫刻でしたが、1990年代から不思議な形があらわれはじめ、2000年代にはスフィンクスをモティーフにしたシリーズが登場
「人間の存在とは何か」と問いかけ続け、半人半獣・雌雄同体のスフィンクスに到達したとのことで、その奇妙な雰囲気をもつ作品は、かなりインパクトがあります
彫刻は、その作品を包む空気感も一緒に楽しめるので、美術館で実物を見るのがおすすめ。
本展は館林で12月6日まで開かれたあと、三重県立美術館、新潟市美術館に巡回します。
お近くの美術館で、ぜひ瞑想的な舟越ワールドにひたってみて
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