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- ID:
- 33918
- 年:
- 2015
- 月日:
- 0925
- 見出し:
- 木材活用 江東区が力
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.yomiuri.co.jp/local/tokyo23/news/20150925-OYTNT50039.html
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- 記事
-
公共施設、校舎ふんだんに 数値目標高め設定
江戸時代から木場が貯木場として栄えた江東区は、公共施設の木材活用に力を入れている。
24日には、自然豊かな里山をイメージした区の複合施設「豊洲シビックセンター」がオープン。
小中学校の校舎にも木材をふんだんに使っており、木々に触れ合える環境作りを進めている。
同センターは、周辺が建設ラッシュに沸く豊洲駅前にオープンした。
12階建てのガラス張りのビルだが、階段状に造られた8階から最上階までを覆うように木材が使われている。
建物内も、ホールの壁面は木材で、図書館には木製の本棚が並ぶ
区は昨年、床面積1平方メートルにつき1辺20センチの立方体に相当する木材を使うなど高い目標を設定。
同センターはこれを上回るように造られた。
今春開校の豊洲西小は目標の2倍以上の木材が使われている。
区はこうした目標を掲げる前から木材の活用に積極的で、2011年4月開校の有明小と有明中の校舎は「最大限の木質化を目指し、都市地域のモデルケースとなることが期待される」と木材関連団体から表彰された。
ドアや窓枠から掃除用具入れまで木製で、有明中の川上弘文副校長は「木のぬくもりに
あふれた校舎に愛着があるのか、児童は毎日、丁寧に掃除している」と話している。
◇
区は、公共施設への木材利用を促す法律が10年に施行されたことを受け、独自に活用方針を策定。
目標はこの活用方針に盛り込まれている。
林野庁によると、独自の方針を策定したのは7月末現在、都内62自治体のうち9区市町村。
策定率は15%で、都道府県別で2番目に低い
2015年09月25日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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