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- ID:
- 33874
- 年:
- 2015
- 月日:
- 0911
- 見出し:
- 県立大生が木製遊具製作 B&G多賀海洋センター
- 新聞名:
- 中日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20150912/CK2015091202000004.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
県立大(彦根市)の学生団体「多賀木匠(もくしょう)塾」が多賀町B&G多賀海洋センターで製作していた木製遊具が十一日、完成した。
設計から施工まで全て学生主導で行い、隣接する宿舎に泊まり込み、風雨を乗り越えての作業だった。
休憩所の機能も持ち、老若男女の憩いの場にすることを目指した。
一~三年生六十八人が十班に分かれ、担当を決めて一日から工事を始めた。
十日間で完成させる計画。
「束石(つかいし)」を置く基礎工事に四日間かけ、六日までに土台を据えた。
七日から地元のヒノキで柱を立て、デッキや階段の最終工事に入った。
しかし、順調だった作業は八日、台風18号の接近で暗転。
土砂降りの雨でもテントを張って作業を続けたが、九日午前は暴風警報が出て、作業を中断。
昼から再開し、翌日午前三時まで作業を続けた。
ほとんどの学生は眠らないまま午前七時から再び取り組み、十一日未明に赤い屋根を付けて完成させ
た。
夜通し作業をする県立大の学生ら=多賀町のB&G多賀海洋センターで
写真
「もし台風で遊具に被害があれば、完成は難しかった」。
代表の寿莉紗(りさ)さん(20)は振り返り、「今年は人数が多く、まとめるのが大変だった。
天候も悪かったが、なんとかなって良かった」と話した。
塾長の県立大非常勤講師中西茂行さん(57)は「一からものを作ることがいかに難しいかを学生たちに感じてほしい。
ただ、今年はちょっと感じさせすぎたかな」と苦笑いしていた。
遊具は約六十平方メートル、高さ三メートル。
十一日は早速、多賀幼稚園児たちが訪れ、楽しんだ
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