v11.0
- ID:
- 32350
- 年:
- 2015
- 月日:
- 0129
- 見出し:
- 薬師寺東塔心柱に2・7メートルの空洞 外観は保存、内部に木材挿入へ
- 新聞名:
- 産経ニュース
- 元UR(アドレス):
- http://www.sankei.com/west/news/150128/wst1501280071-n1.html
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- 【写真】
- 記事
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奈良市の薬師寺は28日、約110年ぶりの解体修理が進む東塔(国宝、奈良時代)の心柱について、シロアリ被害や腐食により、底部に直径60~70センチ、高さ約2・7メートルの空洞が確認されたと発表した。
今後、柱の外観をできるだけ変えないよう空洞部分に木材をはめ込み、修理を進めるという。
東塔の中心を貫く心柱は直径約90センチ、高さ約30メートルで、約1300年前の創建当時の木材が使われている。
昨年9月、創建以来初めて取り外して移動させ、奈良文化財研究所などによる初の本格調査が進められている。
寺などによると、今年度中にも腐食部分を取り除く作業を開始。
完了後は新たなシロアリの侵入を防ぐとともに柱を安定させるため、円柱を重ねてピラミッド状に加工した木材をはめ込む予定という。
現在、寺の境内で浜松市天竜区で切り出した樹齢約400年のヒノキを乾燥させ、準備を進めている。
山田法胤管長は「塔の魂である心柱は、特に昔の材料を保存していきたい」と話した
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