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- ID:
- 33637
- 年:
- 2015
- 月日:
- 0804
- 見出し:
- 優しい趣、八雲の木彫り熊 6作家の作品展
- 新聞名:
- 北海道新聞
- 元UR(アドレス):
- http://http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/donan/1-0164439.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
町木彫り熊資料館で「新収蔵木彫り熊―八雲の知る人ぞ知る作家たち」展が開かれている。
同館は、町内にゆかりのある作家らの作品を常設展示しているが、企画展では、昨年から寄贈や寄託を受けた作品を中心に、故人の6作家の大小25点を展示している。
郵便局職員だった谷内正義さんの9点、酪農家岡島太さんが作った7点が今回、同館初公開。
谷内さんの作品は小品に加え、熊のマスクの大作も飾られている。
岡島さんの作品は、息子の弘行さんが昨年寄贈したうちの一部で、熊のほかに牛、馬を彫ったものも。
他に土屋康之助さん、奥田博臣さん、元
山耕治さん、北口盛さんの作品も並ぶ
八雲は木彫り熊発祥の地。
尾張徳川家の第19代当主・義親が、1921年(大正10年)にスイスを訪れ、当地で売っていた小さな木彫り熊を見つけて持ち帰り、八雲の農家に副業として制作を勧めた。
企画展の作品は販売を目的に作ったものではなく、土産物として有名な木彫り工芸品とはやや異なり、生き生きとした造形の中にも優しい趣がある。
同展は11月23日まで開催。
同館は月曜休館で、会期中の祝日は開館する
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