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- ID:
- 33402
- 年:
- 2015
- 月日:
- 0702
- 見出し:
- 売り込めオクシズ材
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.yomiuri.co.jp/local/shizuoka/news/20150701-OYTNT50172.html
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- 記事
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静岡市産材を「オクシズ材」としてブランド化し、共同で売り込もうと、市内の製材業15団体が「市産木材振興推進協議会(オクシズネット)」を設立した。
大型受注にも対応できる供給体制を築き、2020年の東京五輪・パラリンピック関連施設などでのオクシズ材の利用を目指す
静岡市は、南アルプスの山懐に抱かれた「オクシズ」と呼ばれる山間部を中心に、約10万ヘクタールの森林が広がり、良質なヒノキや杉材を産出する。
2014年の人工林の資源量は、1190万立方メートルとされる。
だが、市産材にはこれまで「天竜材」(浜松市天竜区)のようなブランド名称がなく、品質規格も統一されていなかった。
このため、大型受注に対応しにくい状態だった。
オクシズネットは、市産材をオクシズ材と名付けて品質規格を明確化する。
保全の行き届いた森林や環境に配慮した木材加工業者を認証する森林認証の取得にも取り組む。
近年の五輪施設には、森林認証で「お墨付き」を得た木材が利用されるケースが目立つため、取得できれば競争力の強化につな
がるという。
県は補助金で支援する。
人口減などで住宅需要が減り、公共工事などが増加傾向にあることも、ネット設立を後押ししたという。
静岡市葵区で6月26日にあった設立総会には、田辺信宏市長や県職員も参加。
事業計画や予算を話し合った。
影山秀樹代表幹事は「オクシズ材を色々な所に使ってもらい、森林を次世代に継承する」と決意を語った
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