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    ID:
    33305
    年:
    2015
    月日:
    0617
    見出し:
    新建材「CLT」利用 木材会館の建て替え
    新聞名:
    大分合同新聞
    元UR(アドレス):
    https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2015/06/17/224150887
    写真:
    【写真】
    記事
    新しい木材会館の予定地=大分市王子港町 新しい木材会館の予定地=大分市王子港町 国産材で製造したCLTパネル。
    木材の木目方向を縦横に重ね合わせている  県木材協同組合連合会(県木連)は、新たな木質構造材として注目を集めるCLT(直交集成板)を使い、大分市の木材会館(事務所)を建て替える構想を進めている。
    早ければ2016年度にも建築物への使用が可能になるのを見越して、県内の推進団体と連携。
    建て替える一連の工程に地元業者を参 画させることで、いち早く先端技術を習得する機会にする考えだ  CLTは木材の木目方向を縦横に重ね合わせたパネルで、強度や断熱性、耐火性に優れているとされる。
    発祥した欧州ではオフィスビルなど中高層建築物での利用が進んでいる。
    日本は法整備の途中だが、伐採期を迎えた山林が多い大分県などでは、新たな需要が見込める新技術に期待が高まってい る  国は設計方法などを確立して16年度中にも関連法を整備する計画。
    それを受けて県木連は、既に取り壊した木材会館の跡地(大分市王子港町)に新しい会館を建てる  3階建て(延べ1200平方メートル)のうち、床や壁にCLTを使う。
    国の動向を見ながら、本年度中に基本設計に着手し、16年度に実施設計に入る。
    建設費は現段階で最大3億9千万円とみている  並行して県CLT等利用促進協議会は、今月下旬から地元業者向けに研修会を開催。
    そこで関連の知識や技術を学んだ中から建て替えを依頼する業者を選ぶ。
    他の業者にも作業工程の見学などを通して、必要なスキルを身に付けてもらう  CLTは国内市場で流通しておらず、価格や出荷量がどうなるか不透明。
    一方、新市場への期待の大きさから、推進する全国組織の会員数は大幅に増加、関連部署を設ける地場企業も出てきている  市場開拓に向け、新会館ができればCLT建築の“見本”となる。
    県木連は「コストや木材使用量、デザイン性などあらゆる点を考慮し、木材利用の可能性を感じられる建物にする」としている。 fff:

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