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- ID:
- 33159
- 年:
- 2015
- 月日:
- 0528
- 見出し:
- 北海道・函館の74歳、海老沢さん 木製模型さすがの大工仕事 艦船、飛行機、細部まで再現
- 新聞名:
- 北海道新聞
- 元UR(アドレス):
- http://http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/donan/1-0138309.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
函館市昭和3の無職海老沢智行さん(74)が、木材を加工して作る艦船や飛行機の模型が近所の住民から注目を集めている。
7年前までは工務店に大工として勤め、本格的に制作を始めてから4年目。
雑誌やパンフレットをもとに設計図を自ら描き、一つ一つのパーツを手作りで仕上げて、すでに100個
以上形にした。
海老沢さんは「体が続く限り、これからも作り続けたい」と意欲に燃えている。
初めて模型を作ったのは10年前。
それまで滑り台やそりなどの木製玩具を孫のために作っていたが、アニメ映画「カーズ」に登場する自動車を作ってほしいと頼まれ、手探り状態だったものの完成させた。
その後も孫にねだられ、自衛隊の護衛艦や各国の戦闘機など40~50センチほどの物を中心に作って
きた。
材料は木目が美しく香りの良いヒバを市内の材木店で購入。
のこぎりやカンナ、ノミなどを使ってほとんどを手作業で丁寧に削り出す。
護衛艦では甲板の階段やはしご、レーダーのアンテナ、ヘリコプター、格納庫など細部まで忠実に再現し、部品数が150点以上になることも。
さらに飛行機のプロペラにはモ
ーターを組み込んでおり、回転するなど手が込んだ作りになっている。
制作期間は長いもので、艦船で約1カ月、飛行機で約半月ほどかかり、朝から晩まで作業に没頭する日もあるという。
こうして作った模型は、自宅1階の車庫兼作業場にある自作の棚に収められている。
棚には第2次世界大戦で使用された戦艦大和やゼロ戦をはじめ、世界最大級の帆船「海王丸」、海上自衛隊の護衛艦「あたご」や砕氷艦「しらせ」、テレビアニメに登場する「宇宙戦艦ヤマト」など約70個が整然と並び、自
宅前を通る人々の視線を集める。
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