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- ID:
- 33075
- 年:
- 2015
- 月日:
- 0513
- 見出し:
- ギターに獅子頭、意外なコラボ 富山の伝統彫刻、技光る
- 新聞名:
- 朝日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.asahi.com/articles/ASH5473YFH54PUZB00H.html
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- 【動画】
- 記事
-
獅子舞に使う獅子頭をボディーに彫った「獅子ギター」が登場した。
手がけたのは、江戸時代から現在の富山県南砺(なんと)市で続く「井波彫刻」の彫刻師ら。
受注生産でまだ注文はないが、「有名アーティストに使ってもらえたら」と、その日を心待ちにしている。
値段は「獅子」にちなんで44万円(税抜き)だ
漆と金箔(きんぱく)で彩られたボディーに、つのを模したネックとヘッド。
南砺市井波地区の井波彫刻総合会館に飾られている。
長さ85センチ、重さ2・5キロのエレキギターで、女性でも弾きやすいサイズ。
企画した同館職員の崎田宗孝さん(43)は「若者にもウケる目立つデザインにしたかった」。
温かみのあ
る、伸びやかな音色も特徴的だ
井波彫刻は1774年、焼失した寺の再建に訪れた京都の彫刻師から、地元大工らが技法を習ったのが始まりとされる。
以来、寺社・住宅の欄間(らんま)、仏像などを作る全国有数の木彫りの産地に。
井波彫刻そのものが、国の「伝統的工芸品」に指定されている。
富山県内で獅子舞が盛んなこともあり、
獅子頭も全国から注文が寄せられる
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