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- ID:
- 32926
- 年:
- 2015
- 月日:
- 0418
- 見出し:
- こんなに大きかったの!? 上越妙高駅の謙信像の木彫原型が公開
- 新聞名:
- 上越タウンジャーナル
- 元UR(アドレス):
- http://www.joetsutj.com/archives/52125212.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
北陸新幹線上越妙高駅東口に設置された戦国武将、上杉謙信のブロンズ像の原型となった木彫像が2015年4月17日、新潟県上越市新光町1の上越文化会館ロビーで公開が始まった。
ブロンズ像より一回り大きく感じるが、ほぼ実物大。
制作過程での苦闘の跡が木肌に刻まれ、ブロンズ像以上の説得力
で迫る。
↓上越文化会館ロビーにお目見えした上杉謙信像
謙信木彫S
クスノキで造られた木彫原型は、高さ約4m、長さ約4mで、重さは約1t。
上越妙高駅に設置されたブロンズ像よりずいぶん大きく見えるが、制作者の上越教育大名誉教授で彫刻家の峯田敏郎さん(75)は「これから型を取って像ができている。
鋳造の際に数%縮むが、ほぼ実物大。
広い屋外に設置されると
小さく見えるが、実際はこれだけ大きな作品」と話す
ブロンズ像は現在、石膏で原型を作ることが一般的。
木彫を専門とする峯田さんは「明治初期頃までは、上野の西郷隆盛像、皇居の楠木正成像のように、木彫の方が多かった。
あえて、木彫でやることにした」と話す
大きな作品のため、1本の木から彫り出すわけにはいかない。
鋳造しやすいよう約50種類の部品に分け、木目なども考慮しながら制作した。
鋳造期間を考慮すると、昨年10月下旬が制作のタイムリミット。
峯田さんは「スケジュールはぎりぎり。
1年間にわたり体調管理に努め、気力を振り絞ってやった」と話す
設置作業は峯田さん立ち会いの下、4月15、16の両日に行われた。
ばらばらの状態で運ばれた部品を一つ一つ組み立て、倒れないように台座に固定した。
展示にあたり、ブロンズ像と同様に、かぶとなどに金箔を貼ったため、まばゆいばかりの光を放っていた。
市文化振興課では「峯田先生の意向で、作品の周囲にロープを貼ることなどをせず、自由に見てもらうことになった」と話す。
市では、制作や鋳造の過程が分かる説明板を取り付けるとともに、作品が劣化しないよう、南側の窓ガラスに紫外線を遮るフィルムを貼る予定
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