v11.0
- ID:
- 32211
- 年:
- 2015
- 月日:
- 0113
- 見出し:
- 下出木材の自転車台 初の「三重グッドデザイン」に
- 新聞名:
- 中日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20150110/CK2015011002000020.html
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- 記事
-
多気町波多瀬の製材会社「下出木材」が開発した自転車スタンド「宿輪木(やどりんぎ)」が、県が本年度設立した初の「三重グッドデザイン」に選ばれた。
シンプルさとシャープさを兼ね備えたデザインと、県産ヒノキを使った点が評価された。
商品は県の各種PRイベントで全国に発信されるとあり、下出巧社
長(46)は「衰退する県内林業を少しでも活気づける一助にもなれば」と期待している。
宿輪木は、ロードバイクやマウンテンバイクなど、駐車スタンドがついていないスポーツ自転車用。
台材にサドルを引っかけて使う。
「ヒノキは香りにも、見た目にもぬくもりがある」と下出さん。
素材に使った芯材は油分が多く、雨に強い。
また、ヒノキは軟らかく、高価な自転車のフレームを傷つけない。
元北京五輪
マウンテンバイク日本代表チーム監督の西井匠さん=多気町丹生=の助言を受けて開発し、二〇一二年度から販売している。
高さは一メートル前後。
台材の長さは注文に応じて四十五センチから三百センチまで対応する。
四十五センチから百五十センチまでは一万二百六十円(税、送料込み)、百五十センチを超えるサイズは一万六千二百円(同)
県は本年度、県内の伝統産業の活性化を図ろうと、工芸品などを対象に三重グッドデザインを創設した。
昨年十~十一月に募集し、十数点の応募があった。
書類と一次審査を通過した応募者は商品説明会で、学識経験者ら五人でつくる選定委員会で売り込んだ。
独自性や市場性が高いとして六商品が
選ばれた。
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