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- ID:
- 32560
- 年:
- 2015
- 月日:
- 0224
- 見出し:
- 間伐材で「キット」開発 伊那まちの再生やるじゃん会
- 新聞名:
- 長野日報
- 元UR(アドレス):
- http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=33565
- 写真:
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- 記事
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伊那市の中心市街地の商店主らでつくる「伊那まちの再生やるじゃん会」(内山和夫会長)が、地元産アカマツの間伐材を活用した組み立てキットを4月から販売する。
木のピースを組み合わせると、鉢カバーやベンチ、テーブルなど、さまざまなものに組み立てられるのが特徴だ。
伊那谷の恵まれた森林資
源を商店街からも発信する。
市内の商店街ではバラの鉢植えの里親制度を導入して「バラ咲く街角づくり」を進めていることから、バラの鉢カバーを県産材で作り、木質化による街並みの景観向上を図ろうと、「伊那まち木のショールームプロジェクト」に着手。
今年度、森林づくり県民税を活用した「信州の木活用モデル地域支援事業」
の採択を受けて開発した。
里山の手入れを担う林業事業者、木材を加工する製材業者、デザインを考えた建築士など地元関係者が協力、“地域発”の製品を完成させた。
商店街には一部設置を始めているが、継続的な取り組みにしていこうと、商品化も視野に検討を進めていた。
木のピースは縦9センチ、横30センチ、厚さ3センチの長方形。
縦横に直径2センチの穴が三つずつ開けられており、その穴に棒を差し込んで連結させる。
販売を始めるキットは20個のセットで価格は2万円ほどを予定。
笑顔を作る掛け声「はい、チーズ」にちなみ「KEES(キーズ)」と名付け、ロゴの焼印を
入れる。
24日は同会メンバーが伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に活動を報告した。
白鳥市長はどこで伐採された木か分かるようトレーサビリティー(生産履歴)を明確にしてPRしたり、子どもたちに木材の良さやその利用意義を学んでもらう「木育」に活用することなどを提案、「アイデアが広がる」と絶賛した。
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