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- ID:
- 32142
- 年:
- 2014
- 月日:
- 1229
- 見出し:
- 木に書 ぬくもりの61点 西尾孤山さん
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.yomiuri.co.jp/local/mie/news/20141228-OYTNT50111.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
本来の紙ではなく、木材に文字を書いた珍しい書作展が来年1月6日まで、志摩市阿児町神明の賢島パークホテル「みち潮」で開かれている。
開催しているのは、読売書法会幹事の西尾孤山さん(69)(志摩市阿児町鵜方)
西尾さんは約10年前、古希の節目に自分の集大成として、自然の木を使った書を発表しようと決意。
当初は海岸に漂着した流木などを集めていたが適当なものが少なく、5、6年前から、県内外の道の駅などで販売されているヒノキやキリなどの木材を見つけては、その形にふさわしい文字などを書いてきた
書作展は来年10月に古希を迎えるのを記念して開催。
縦45センチ、横150センチの板を利用した般若心経を始め、俳句や和歌、漢詩などを書いた61点が展示されている。
「木の温かさと墨の素朴さで心に響く作品づくりを心がけた」と西尾さん。
鑑賞した県書道連盟運営委員長の樋口鈴峰さん(67)(鈴鹿市)は「全作品が木に書かれた書作展を見たのは初めて。
長期間かけて制作した情熱が伝わってくる」と話している。
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