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- ID:
- 31251
- 年:
- 2014
- 月日:
- 0830
- 見出し:
- 木工や藍染め、縫製 ものづくり26社・作家組合
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.yomiuri.co.jp/local/tokushima/news/20140829-OYTNT50132.html
- 写真:
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- 記事
-
業種を超えてものづくりの魅力を広めるとともに、地場産業の活性化につなげようと、木工や藍染め、縫製など県内の26の企業や作家が29日、「クリエイティブ徳島協同組合」を結成した。
今後、販路開拓や後継者育成に取り組むほか、見本市への出展や都市部から後継者を呼び込むことなども視野に入
れ、徳島のものづくりの復活を目指す。
(野口英彦)
県内は、江戸時代に水運が栄えたことから船大工の技術を生かした家具や仏壇作りが盛んだったが、最近は、低価格の海外製品の流入や生活スタイルの変化で低迷。
家具などの木工品を製造する会社は1979年には約750社あり、約9600人が働いていたが、2011年には約100社、約1700人に
まで落ち込んだ。
他の分野でも、後継者の確保が課題となっているという。
同様の課題を抱えている地場産業が多いことから、徳島市立木工会館(徳島市福島)を運営する市地場産業振興協会(上杉和夫理事長)は打開策を検討。
1年ほど前から同会館で展示販売などをしている企業や作家に「大同団結して、徳島のものづくりを再び元気にしよう」と、組合結成を打診してきた。
当面は、同会館の展示内容を刷新したり、イベント運営を手がけたりするなどし、来館者にものづくりの楽しさを発信。
また、様々な業種の企業などが集まっているメリットを生かし、組合として大規模な見本市への出展や都市部の百貨店での物産展を開く予定だという。
また、将来的には、都市部から後継者
となる若者を呼び込む仕組み作りや、様々な業種からアイデアを出し合って新商品を開発することも検討する。
この日、同会館であった創立総会には、企業の代表や作家ら24人が出席。
理事長に「オザキ工芸」(石井町)の尾崎修一社長(50)が選出され、協力して情報発信などに取り組むとする事業計画を承認した。
尾崎理事長は「積極的に県外に出て行き、徳島のものづくりの技術と魅力をアピールしたい」と意
気込んでいる
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