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- ID:
- 31130
- 年:
- 2014
- 月日:
- 0818
- 見出し:
- 曲げわっぱ、印伝…。
老舗問屋が選んだ、本当に価値のある伝統工芸
- 新聞名:
- 朝日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.asahi.com/shopping/column/master/SDI201408153110.html?iref=com_rnavi
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
日本人として一度は使ってみたいのが各地にあるこだわりの伝統工芸品。
しかし、良しあしを見極める目がないと、商品選びもなかなか難しい。
そこで、長年伝統工芸を扱ってきた「目利き」が選んだ本物だけを扱うネットショップ「池庄漆器店」の5代目店主に、おすすめの商品をうかがってみた。
伝統の漆器問屋が選ぶ伝統工芸品
当店は漆器の町として知られる和歌山県黒江で漆器卸問屋として1876年に創業し、現在では築200年以上の実店舗が国の登録有形文化財にも指定されている老舗です。
扱っている商品は日本全国の漆器や竹細工、印伝、銅器等の伝統工芸品で、これらを実際に産地まで出向き、選び抜いた商品だけ
を仕入れているのが特徴です。
漆器でいえば、津軽や木曽、輪島、越前、山中、紀州、四国彫などで、竹細工なら別府や山口、そして甲府の印伝などですね。
他店にはないこだわりの商品を多数取りそろえています
ネットでは大館曲げわっぱと印伝を中心に展開
当店では、弁当箱ブームのはるか前の30年程前から大館曲げわっぱを取り扱ってます。
秋田杉曲げわっぱの魅力は、とにかく軽く、中身の保存にも適しており、木の温かさを実感できることです。
当店では、大館工芸社と栗久の2ブランドを扱っていますが、とくに栗久は最高品質で究極の曲げわっぱとも呼
ばれています。
こちらは樹齢200年の秋田杉を100%使用し、細かいディテールにもこだわり、機能的でありながら大変美しい仕上がりとなっています。
値段が高いのにはそれだけの理由があり、通常より手作業を増やし、時間を掛けて仕上げているからです。
また、いつでも修理やメンテナンスが可能で、末永く使
えるのも特徴です
育てて使う印伝の魅力
甲州印傳は、甲州に400年以上も伝わる鹿皮に漆で柄付けした伝統工芸品です。
鹿皮なので軽くて丈夫で、使い込む程に鹿皮が柔らかくなり、漆も鮮やかに発色します。
使い込んでこそ印伝の魅力が発揮されますので、ぜひ自分好みの印伝を見つけて育ててください。
製作には通常の印伝で3カ月程度、「
ふすべ」という特別な技法の印伝では半年もかかります。
これは最上級の鹿皮に藁と松脂で燻して色を付ける日本古来の技巧で、通常、店などに並ばないこの「ふすべ」を日本でも有数の品ぞろえでお届けしております
当店では20年以上前から甲府にある印伝最大手の印傳屋から直接仕入れており、豊富なアイテムと色柄の組み合わせでは他店に負けません。
アイテム数が非常に多いので、品切れになってる場合もその都度納期をお問い合わせください
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