v11.0
- ID:
- 30874
- 年:
- 2014
- 月日:
- 0714
- 見出し:
- 木材チップ輸出急減、中国依存の弊害[
- 新聞名:
- 47NEWS
- 元UR(アドレス):
- http://nna.jp/free/news/20140714icn016A.html
- 写真:
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- 記事
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中部クアンガイ省の重要な農林産品である木材チップとタピオカの輸出が、上半期(1~6月)に急減したことが分かった。
中国市場への過度な依存が背景にあるという。
11日付VNエクスプレスが報じた。
省人民委員会のファム・ニュー・ソー副主席によれば、上半期に省から輸出された木材チップは約10万トンで、年間目標のわずか29%にとどまった。
主な輸出先である中国が買い取り単価を引き下げたことが原因だという。
省内に24ある木材チップ工場は、1日平均120億ドン(56万3,400米ドル、約5,730万円)相当の木材を農民から買い入れている。
「中国が価格を下げたり取り引きを停止すれば、住民が困る」と、ソー副主席は述べている。
ソー氏によれば、農林水産物の中国市場への過度な依存をやめるため輸出先を拡大する必要があるという。
ズンクアット経済区の港湾幹部によれば、昨年初めに1トンが138米ドルだった木材チップは、今は10米ドル以上下がっている。
省は中国市場への依存から脱却すため、日本、インドの投資による合弁パルプ事業の計画を進めている。
■タピオカも年間目標の3割
キャッサバを原料とするでんぷんで、バイオエタノールの原料になるタピオカも、上半期の輸出が年間目標の30%に相当する2万3,000トンにとどまった。
これまで中国にタピオカの形で輸出していたが、バイオガソリン「E5」を生産するズンクアット・バイオエタノール工場への供給に段階的に切り替える計画だ
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