v11.0
- ID:
- 30705
- 年:
- 2014
- 月日:
- 0618
- 見出し:
- 竹中工務店、耐火集成木材の適用プロジェクトをショールームや教育施設に拡大
- 新聞名:
- nikkei Bpnet
- 元UR(アドレス):
- http://business.nikkeibp.co.jp/article/emf/20140617/266965/
- 写真:
- -
- 記事
-
竹中工務店は、耐火集成木材「燃エンウッド」を適用したプロジェクトをショールームや教育施設に拡大した。
トヨタ自動車系販売会社を中心とする事業会社の持ち株会社、ATグループ(名古屋市昭和区)と、横浜商科大学高校(横浜市旭区)から受注した。
都市部での木材需要の増加による森林サイクル
の活性化で環境負荷の低減につなげる。
燃エンウッドは、柱・はりなど構造部材用の耐火集成木材で、3層で構成される。
純木の2層と、モルタルと木の1層がある。
市街地に造る大規模建築物は、建築基準法で耐火にすることが求められることから、一般的な木造の柱・はりでは建設が困難だった。
竹中工務店は、燃エンウッドの開発と、建築に適
用するための周辺技術提案で実現した。
ATグループからはショールームを受注した。
4階建て延べ床面積4321.31m2で、大はりに燃エンウッドを採用した。
環境対応車のイメージに合った、木を使ったショールームにする。
横浜商科大学高校は地上4階、地下1階建て延べ床面積1989.28m2で、木造校舎へのニーズに応える。
図書室などの柱・はり
に使う。
それぞれ2015年2月、3月までの工期を予定する。
燃エンウッドはこれまで、横浜市都筑区の大型商業施設「サウスウッド」と、大阪市西区のオフィスビル「大阪木材仲買会館」に使用した。
今回の受注による用途拡大を機に、大規模木造建築物の普及を図る。
燃エンウッドは、適切な木材利用が森林整備の促進につながるとして2012年の「エコプロダクツ大
賞」で農林水産大臣賞を受賞した
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