v11.0
- ID:
- 30678
- 年:
- 2014
- 月日:
- 0615
- 見出し:
- 「学習意欲を喚起する木のコロシアム」
- 新聞名:
- 秋田魁新報
- 元UR(アドレス):
- http://www.sakigake.jp/p/akita/hokuto.jsp?kc=20140615ax
- 写真:
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- 記事
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国際教養大学の図書館といえば24時間、365日眠らないことで知られているが、傘を広げたような半円状の天井と、書架が織りなす造形の美しさでも名高い
▼「学習意欲を喚起する木のコロシアム」がテーマなのだそうだ。
木と鉄筋コンクリートの複合構造だが、その主役は秋田杉である。
7万冊を超える和洋の蔵書が収められた「知の空間」は杉のぬくもりが支えている。
▼木都・能代を象徴する建物として知られる旧料亭「金勇(かねゆう)」で先月、本県では半世紀ぶりとなる本因坊戦が開かれた。
天然秋田杉を随所に用いた重厚な造り。
日本棋院の梅木英(すぐる)八段(大仙市出身)は「会場として申し分ない」と絶賛していた。
▼「住んで良し、訪れて良し」というのが観光地としての理想だそうである。
自分たちの生活文化に誇りを持って、楽しみながら暮らす。
それがよそからは大きな魅力として映る。
▼秋田市を代表する飲食街の川反通りに、木で魅力を付加できないだろうかと時折考える。
旭川側の景観、いわゆる「後ろ姿」があまりよろしくないとの指摘は随分前からあった。
秋田杉を前面に押し出し、情緒ある風情を川反が取り戻すならば、もうじきデビューする「秋田舞妓(まいこ)」もどんなに映えること
か
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