v11.0
- ID:
- 30300
- 年:
- 2014
- 月日:
- 0427
- 見出し:
- 壮瞥高・地域農業科の1年生がニュートンの接ぎ木授業
- 新聞名:
- 室蘭民報
- 元UR(アドレス):
- http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2014/04/27/20140427m_06.html
- 写真:
- -
- 記事
-
万有引力の法則を発見したイギリスの科学者・ニュートンの生家にあるリンゴの木の子孫を使った接ぎ木の授業が25日、町立の壮瞥高校(五十嵐晋校長)であった。
園芸科を学科転換し今春始動した地域農業科の1年生35人が、成長し実を付けた姿に期待した。
同科誕生の記念木にする。
指導者は同校の公務補で、果樹園経営の経験を生かし、教壇にも立っている安宅拓二さん(55)。
高校の農場にあるビニールハウスで生徒たちが見守る中、接がれる側の「台木」と呼ぶ枝木を地表から一定の位置で切り、小刀で木口に切り込みを入れたところに「接ぎ穂」と呼ぶ長さ10センチほどの接ぐ
側の枝木を差し込みテープで固定した。
「人間の皮膚がけがをしても傷口がふさがるのと同じ原理ですよ」と安宅さん
生徒の代表が、別品種の接ぎ穂を使って接ぎ木を体験した。
矢野龍雅君は「初めての経験で勉強になった。
違う木同士なのにくっついて育つのは不思議。
大きくなって実を付けてほしい」と目を輝かせていた。
ニュートンのリンゴの木は世界中で植え継がれ、日本では東京大学付属小石川植物園が育てている。
管内唯一の農業高校で町特産のリンゴを生かした教育をと、町教委の田鍋敏也教育長が同園に接ぎ木の提供を依頼。
3月に入り枝木3本が届いた。
安宅さんによると、順調に育つと3年後には最初の
実りが期待できるという
fff: