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- ID:
- 29906
- 年:
- 2014
- 月日:
- 0315
- 見出し:
- 「義経の腰掛松」と別れ 後継木育成誓い伐採式
- 新聞名:
- 福島民友
- 元UR(アドレス):
- http://www.minyu-net.com/news/topic/140315/topic5.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
源義経が腰掛けた伝説が残る国見町石母田字笠松の「義経の腰掛松」は昨秋、枯死が確認された。
14日、現地で伐採式が行われ、関係者が樹齢250年を誇る松との別れを惜しみながら伐採を見守り、3代目となる後継木の育成を誓った
義経の腰掛松は、義経が京都から奥州平泉に向かう道中、松を曲げて腰掛けたという伝説に由来する
現在の松は2代目。
初代は1738(元文3)年、文人の山崎北華の紀行文「蝶の遊」に記述され、多くの人に知られた。
しかし、1821(文政4)年に焼失。
23年に旧信夫郡上名倉村(現・福島市)から2代目が移植された
今回伐採した松は、1999(平成11)年ごろから弱り始め、3本の幹のうち2本は松食い虫の被害で伐採。
以降も樹勢回復に向け対策を講じてきたが、昨年10月に枯死が確認された
義経の腰掛松は、同町天然記念物に指定されていたが、枯死を受け、今年3月に指定解除された
伐採式には関係者や地元住民約30人が出席。
太田久雄町長と佐藤栄寿町文化財保護審議会長があいさつし、酒や塩、水で清めた後、太田町長がなた入れした
今後は、接ぎ穂した後継木を育て、後世に伝説を伝えていくという
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