v11.0
- ID:
- 29781
- 年:
- 2014
- 月日:
- 0228
- 見出し:
- “木”と“金属”で奏でるハーモニー
- 新聞名:
- GQ JAPAN
- 元UR(アドレス):
- http://gqjapan.jp/life/gear/20140225/jvckenwood-wood
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
様々な技術の進化により、数年前からイヤホンの高音質化の勢いが加速している。
振動板に“木”を使ったJVCケンウッドの「ウッドシリーズ」も、奏でる音に思わず心を揺さぶられるイヤホンだ。
2月下旬に発売された最新モデルの中身を検証してみた。
Text: Kawarazuka Hidenobu
JVCケンウッド「ウッドシリーズ」
ウッドシリーズの最上位モデル「HA-FX850」のユニット経は11mm。
再生周波数帯域は6Hz〜45,000Hz。
MMCX着脱式コードを採用し、入力プラグはφ3.5㎜24金メッキ。
2月下旬発売、予想実勢価格は¥38,000前後〈JVCケンウッド tel.0120-2727-87〉
JVCケンウッドのインナーイヤホン「ウッドシリーズ」に、新モデル「HA-
FX850/750/650」が加わった。
美しい響きと自然な音の広がりは、その音が奏でられた空間までをも見事に再現してみせる。
優れた音響特性を持つ“木”の振動板とハウジングを採用したイヤホンならではの実力だ。
さらに内部にはウッドディフューザーやウッドダンパー、ウッドリングアブソーバーなど、様々な木
製パーツを配置している。
だが、むやみに使っているわけではない。
分解図に目を向ければ、木製のパーツと寄り添うように、金属系パーツが配置されているのがわかる。
特にイヤホンの心臓部ともいえる振動板が収められたウッドドームユニットは、ブラスリングという真鍮製のパーツで囲われている。
比重の大きな真鍮でユニットを押
さえ込み、振動ロスを低減するためだ。
それぞれの特性を活かし、適所に配置している。
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