v11.0
- ID:
- 29757
- 年:
- 2014
- 月日:
- 0226
- 見出し:
- 木製架台を使った住友林業の太陽光発電所
- 新聞名:
- nikkei Bpnet
- 元UR(アドレス):
- http://techon.nikkeibp.co.jp/article/FEATURE/20140221/335583/?bpnet
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
鋼材製より安く、作業性も向茨城県鹿嶋市にある住友林業グループの住友林業クレストの鹿島工場。
鹿島灘に面した沿岸にあり、年間を通じて安定した風が吹き、周辺には複数の大型の風車が回る。
2013年11月、同工場の隣接地に出力876kWの「住友林業鹿島ソーラー発電所」が稼働した(図1)。
太陽
光パネルはカナディアン・ソーラー製、パワーコンディショナー(PCS)には東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した(図2)。
ここまでは国内でもよく見るシェアの高い製品が採用されている。
だが、太陽光パネルの後ろに回ると、一目で同発電所ならでは特徴がわかる。
架台を木材で組み立てているのだ
。
無機質な鋼材製の架台に比べ、角材の木肌が醸し出す自然なぬくもりと存在感が印象的だ
図1●「住友林業鹿島ソーラー発電所」の全景
(出所:住友林業)
[画像のクリックで拡大表示]
図2●東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製のパワーコンディショナー(PCS)を導入
(出所:日経BP)
[画像のクリックで拡大表示]
住友林業は、国産材など木を使った家造りで知られる。
同社の「木化営業部」は、住宅以外の木材利用の用途開発に取り組んでいる。
「太陽光発電システムの架台を木で作れないか」――。
固定価格買取制度(FIT)が始まって太陽光発電設備の建設計画が急増するなか、ある個人事業主から木化営業
部にこんな相談がもちかけられた
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