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- ID:
- 29145
- 年:
- 2013
- 月日:
- 1203
- 見出し:
- 木材と地域通貨交換 森林整備促進、市が試験
- 新聞名:
- 中日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20131203/CK2013120302000034.html
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- 記事
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金沢市は二日、市内で伐採された杉やナラを地域通貨と交換する「金沢・木の駅プロジェクト」を末町の金沢森林組合緑化木センターで始めた。
森林の整備と地域振興を兼ねる県内初の試みで、八日まで試験的に実施、成果や課題を検証する。
(谷口大河)
プロジェクトは市が里山活用の一環として計画、委託を受けたNPO法人「角間里山みらい」が事務局を務める。
森林所有者や里山保全団体がセンターに持ち込んだ杉やナラを、一立方メートルにつき四千~六千円相当の地域通貨と交換する。
この日は上辰巳、東市瀬の両町会が計二・四立方メートル
を持ち込んだ
市によると、市内の民有林の三分の二に当たる約一万四千五百ヘクタールの管理は、各所有者に委ねられている。
プロジェクトは所有者に手入れを促し、放置された森林が荒れるのを防ぐ狙いがある
交換対象の木材は杉、ナラ類の丸太で、長さは二メートルか一メートル、直径は八センチ以上。
持ち込みには伐採に関する証明書が必要となる
地域通貨「かなざわ木の駅森券」は、センターやJA金沢市のほがらか村、朝市など市内七店舗で使える。
引き取られた木材は、金沢森林組合や個人に売却、まきやペレットとして活用される
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