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- ID:
- 29092
- 年:
- 2013
- 月日:
- 1124
- 見出し:
- 閉校前 最後の炭焼き 高岡・西広谷小児童が体験
- 新聞名:
- 中日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20131124/CK2013112402000021.html
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- 【写真】
- 記事
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高岡市西広谷小学校の児童七人が二十三日、近くの炭焼き小屋で炭焼きをした。
同校は校下の児童減少で、来年三月で廃止になる。
最後の体験に児童は、顔や服を炭で黒くしながら熱心に作業した。
(飯田克志)
同校は市西部の中山間地にあり、小屋は二〇〇二年に西広谷自治会が丸太やかやぶきで造り、屋内に泥製の炭窯がある。
児童に珍しくなった炭焼きを知ってもらおうと、〇五年から年一回体験会を催してきた
児童たちは住民や保護者、教員らと協力して、近くの山から運んだ長さ一メートルほどのコナラやサクラの原木を、機械で裂いて細くした後、一列に並び、リレー方式で一トン分の材木を窯に運び込んだ。
火をつけて窯を閉じた。
三日ほど蒸し焼きすると四百キロの木炭ができあがる
住民が、炭になった松ぼっくりやヒョウタン、クリなどを記念に児童に贈った。
六年の佐野桜さん(12)は「木が重くて大変だけれど、炭焼きをすることは少ないので面白かった」、同小玉瞳さん(11)は「炭焼きとかほかの学校で体験できないことをいろいろできたので、学校がなくなるのは寂しい」、二年の野崎小
春さん(8つ)は「木を切るのが楽しかった。
いい思い出になった」とそれぞれ話した
空隆雄・自治会長は「西広谷小の子どもたちと炭焼きができなくなるのはやっぱり寂しい」と、よく知る児童たちと声を掛け合いながら作業をしていた
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